皆さんは、二十世紀梨をご存じですか。高い知名度と長い歴史を持つ二十世紀梨は、鳥取県が生産量日本一を誇っており、代名詞的な名産品となっています。こちらでは、そんな二十世紀梨と歴史についてご紹介しますので、少しでも興味を持ったり好きになっていただければ幸いです。
二十世紀梨とは
二十世紀梨といえば、青梨の代表品種として知られています。艶やかで綺麗な球形をしており、上品な甘味と適度な酸味の味わいが絶妙なバランスで閉じ込められています。とてもみずみずしく多汁で、シャリシャリとした食感も特徴的です。多国にも輸出され、すっかり定着した二十世紀梨は「ニジュッセイキ」の名称で通用する国もあるほどです。
二十世紀梨の歴史
二十世紀梨の生まれは、鳥取ではなく千葉県の松戸である事をご存じでしたか。その歴史を紐解くとすると、明治21年まで遡ります。松戸の大橋には、梨園の経営者の息子である松戸覚之助という好奇心旺盛な少年がいました。ある日少年は、父が「虚弱だ」としてゴミ捨て場に捨てられた苗を育ててみようと思い立ちます。これが大変苦労したようで、10年という長い年月をかけ、ようやく成熟に至りました。恐る恐る食べてみると、これまでに味わった事のない美味しさが口の中に広がったのだそうです。はじめは、「新太白」と名付けられていましたが、明治37年に東京興農園主の渡瀬寅二郎と東大助教授の池田伴親氏により、「新世紀の王者になるだろう」という夢を託され「二十世紀」と名付けられました。鳥取県へ苗木が10本ほど送られたのもこの時期で、瞬く間に各地へと広がり全国に名をはせる産地にまで発展しました。
鳥取の二十世紀梨をお求めの方は、鳥取県の名産品を販売する当店をご利用ください。創業以来約40年間直売所を営み、これは美味しいという逸品を厳選し、毎年多くのお客様へお届けしています。ご家族でデザートとして食されるのも良いですし、お世話になっている方への贈答用としてもいかがでしょうか。二十世紀梨だけではありません。当店では、ねばりっこや長芋、らっきょうやスイカと多くの鳥取名産品を販売しています。どうぞご注文ください。